【イベントレポート】「世界一美しいゴミステーション」が新設されました!
2025年9月、仙台市広瀬通沿いの協立2ビル敷地内に「世界一美しいゴミステーション」を新設しました。SDGs推進活動の一環として、ビル入居者の利便性向上と環境負荷の低減、広瀬通の景観美化を目的としています。
「美しいゴミステーション」が目指す”美しさ”は、外観デザインだけを指す言葉ではありません。ゴミを出すという日常的な営みを、地域のつながりや環境への意識に繋げていく。その「使い方」や「意識」までを含めて、”世界一美しい場所を目指す”取り組みです。
「世界一美しいゴミステーションプロジェクト」とは?
本プロジェクトは、協立2ビルが抱えるいくつかの課題意識から生まれました。
その中でも特に、二つの問題が発想の起点となっています。
一つは、時代に合わせたビル管理の変化の必要性です。
協立2ビルでは、ビル管理の一環としてテナントオフィスの夜間清掃を行ってきました。
しかし、清掃員がオフィスへ入室することへ、セキュリティやプライバシーの観点から改善を求める声をいただいておりました。
さらには、清掃業界の人手不足や、清掃単価の上昇により発生しているコスト負担も問題視していました。コスト負担は管理・共益費として入居者の負担へも反映されていくため、従来の清掃業務のあり方を見直しながら、入居者の声を反映させていく必要がありました。
もう一つは、ビルの経年に伴う設備問題です。
築46年になる協立2ビルには、長年活躍してきた車両用エレベーターがありました。しかし、経年による部品廃盤に伴い2024年に稼働を終了せざるを得なくなりました。
これにより、地下駐車場として活用されていた広大な空間が事実上”死滅状態”となっていました。
こうした課題に向き合う中で、単なる設備更新や清掃方法の見直しに留まらず、長期的な視点でビル管理のあり方そのものを 、前向きに捉え直せるような取り組みができないかと考えました。
仙台協立は「まちを協創する」をスローガンに掲げています。
今回のプロジェクトが協立2ビルと入居者だけではなく、地域へも関わりを広げ、ともに育て上げていくプロジェクトでありたい。その思いから生まれたのが「世界一美しいゴミプロジェクト」です。
入居者と地域にとって“いいビル”であり続けたい
協立2ビルは、インテリジェンスビルでも、免震ビルでも、ZEB(Net Zero Energy Building)ビルでもありません。ですが、年数を重ねても手入れを続けることで入居者、地域の人どちらにとっても”いいビル”であり続けたいと考えています。

「世界一美しいゴミステーション」は、今までのゴミ捨て場よりも捨てる手間が増えているはずです。ですが、その分別の成果として有価物をリサイクル業者に回収してもらう仕組みを整えました。
「お金(共益費)をかけて処分していたゴミ」から「価値あるゴミ(有価物)」として還元を生み出します。有価物の回収により得た資金は、定期的に入居者・地域の人との地域コミュニティを促すイベントの開催費用の一部として活用します。
このイベントでは、地域の人は、自分が住むエリアにある企業を知る機会、地域コミュニティを育む場となり、入居者は協立1ビル、協立2ビルに入居することで、企業単体では難しい「地域貢献」や「地域に対する取り組み」を実現できます。
また、ゴミステーションが地域へも開かれた場所となることで、これまで回収日が限られていた資源ゴミを気軽に捨てることができたり、広瀬通沿いの景観を美しく維持することへもつながっていきます。



「ラニーちゃん」が出迎える明るいゴミステーション
「世界一美しいゴミステーション」を新設するにあたり、キービジュアルのデザインを担当いただいたのは、国内外で活躍するキャラクターアーティスト タロアウトさん。代表的なキャラクターとして大切にされている「ラニーちゃん」を世界一美しいゴミステーションプロジェクトのキービジュアルにも使用させていただきました。

「ラニーちゃん」が支えるのは、このプロジェクトの3つのテーマ「リサイクル資源」「集う場所」「循環・持続」をモチーフにしたロゴマークです。資源が再び、まちの価値として生まれ変わり、人が集う拠点となることを表現したギフトのようなシンボルになっています。

完成お披露目会では、ビルテナント企業と地域の方に向け、本プロジェクトの目的と今後の利活用の展開について株式会社仙台協立 代表取締役 氏家正裕が説明を行いました。
その後、実際にゴミステーションを訪れ利用方法の説明を実施しました。改装前の様子をご存知の入居者様からは、様変わりした旧地下駐車場の光景に驚きや喜びの声が上がりました。
これからこの場所は、協立2ビル入居者だけではなく地域へもひらかれたゴミステーションとして新たな価値を見出していきます。

イベント後半:食事から「世界一美しいゴミステーション」を考える レポートとインタビューはこちらから